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ハンドルの握りは、10時10分型が良い??

自由主義という考え方は市民全体にまだ行きわたっていない、と行政は考えているのかもしれない。とにかくフォーマットってものを作りたがる。それで、その書式に合っていないのはワルだと決めたがるところがある。

 

こういうやり方、行政ばかりじゃなくて、日本人のおおよそが好きみたい。たかだかクルマのハンドルの握り方だ。体形や車形に応じて操作しやすいように握ればそれでいい。いいにもかかわらず、10時10分だか2時50分だか知らないが、アナログ時計の針の位置で握り方の基本をフォーマット化している。

 

近ごろは実地試験でそれほどウルサクはいわなくなったそうだが、それでも10時10分に持てば減点なし。そうでなく持って、何かヘマをすると減点の対象にハンドルの握り方が加えられる可能性があるらしい。

 

試験にうまく通ったら、あとは自分に合ったもっともいい具合にハンドルを握ればいい。だいいち、近ごろのシャレたクルマで10時10分で握りいいハンドルなんてあるかね?妙に「へ」の字形のスポークがついていて、楽に握りたければ8時20分になってあたりまえだ。10時10分にすれば、メーターが読めないてェのも出てくる。

 

大型車なんて目イッパイ腕を伸ばしても9時15分がいいところ。ハンドルの握り方は、走り方と車型とドライバーの体型と相談ずくで勝手に決めるのがいい。
ひとつだけ、操作上でいえるのは、ハンドルの上端部が自然に握れる位置に着座し、シート位置を決定すること。これは大切。知ったかぶって、レーサーのように腕を伸ばすだけ伸ばして「ストレートアーム」だなんて気取ったことをいう人もいるが、レーサーというのは気の毒な仕事で、ベストポジションでドライブできない。みんな機械の都合で、レーサーも機械の一部。だから不自由な格好をしている。

 

ハンドルはどう持ってもいいと書いたが、必ず気を配らねばならないのは、的確に素早く、誤りなく操作するのに有利な位置に手を置く、という基本。これを忘れてはいけない。

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