経済好況か減退し、自動車の消費載喧か低迷、社会厳費用か市民生活を圧迫する、というような時世になると、自動車という商品のあり方も違ってくる。たとえば、石油製品の価格が上がれば、消費者は燃費の少ない自動車を望み、ガソリンがダブついて値段が低落すればパワフルな出力の自動車がもてはやされる。こうした需要動向...
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パワーがあれば速く走れる。これは常識だ。けれども、速く走るとスポーティなのかい。まずはじめに、「スポーツ」「スポーティ」とは何か、から考えてみよう。そう、辞書を引いてみるのもいい。ありますぜ、スポーツとかスポーティという英語の意味。軽薄なとか、冗談好きの、なんてのも「スポーティ」の語意。こうなると、...
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車輪についている円盤状の鉄板を、ペンチではさむようにして回転を止める仕掛けのブレーキを、ディスク・ブレーキと呼んでいるが、これが「良い」というのが半可通の常識になっている。「ディスクは良い」となると、日本では、クルマばかりではなく子供の自転車にまでディスク・ブレーキを取り付けてしまうんだから、おかし...
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「5マイルバンパー」を「安全バンパー」だと思い込んで、勝手に常識化してしまっている人がいる。5マイルといえば約8キロ、時速8キロの衝撃は、ラルフ・ネーダーでなくても安全な衝撃であるはずはない。「どんなスピードでもクルマは危険」であることは、ネーダー以前から知る人は知っている。水におぼれる人は、たとえ...
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